2015年7月7日、牛追いの初日

スペイン

サンフェルミン祭(牛追い祭り)の期間中、人々は夜通し酒を飲んでおしゃべりをしている。朝5時半のパンプローナ市内はこんな感じ。

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さすがに朝方まで集って飲み歩いているのは若者だけだが、明るい時間は老若男女を問わずみな飲んだくれている。もっとも今の時期、スペインは夜10時頃まで明るいのだが。

そしてサンフェルミン祭といえばエンシエロ(牛追い)。
早朝から、開始時刻の8時を今か今かと待ち続ける人々。

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一晩中飲んで、エンシエロを見物してから帰宅する人も多い。さすがに二日酔いで走る人はあまりいないようだ。下手な動きをすると命に関わるから、酔っ払いでも自制心が働くのだろうか。

7時頃に、清掃車が道路上に放置された酒瓶やゴミを放水しながら清掃してまわる。おかげで石畳が濡れているから、走る人は滑りにくいスニーカーを履くべき。でないと走る牛の前で転倒して、牛に踏まれてしまう。実際に何頭もの牛に踏まれる人がいる。

カメラを首から下げているぼくも、滑ってカメラを壊さないようにTEVAのサンダルを履いている。TEVAのサンダルはもともとヨットの上で履くためにデザインされたから滑りにくいのだ。

いよいよ8時。
花火の音と共に、牛が放たれる。

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パンプローナの旧市街を東から西まで、猛る牛が800mを2分きっかりで駆け抜ける。それを見ているぼくの前を牛が走るのはほんの数秒のこと。あっという間にいなくなってしまう。やはり「フィエスタは爆発した」という表現が相応しい。

爆発が終了して10分後にはもう道路の封鎖は解除され、よっぱらいが朝日を浴びて歩いている。

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ところどころに負傷した人が倒れている。ほとんどは濡れた石畳で滑った人だ。

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牛に突かれて大けがする人もいる。

終わったら早速バルへ飲みに行く人々。

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その辺で寝ている人々。

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こんな騒ぎが今日から一週間続くのだ。

こうして人々が酔っ払って馬鹿騒ぎしている間に、警察はかき入れ時とばかりに駐車違反や飲酒運転の取り締まりをそこらじゅうでやっている。駐車違反車がレッカー移動される様子を見ていると、スペイン人も案外よく働くのだなあと感心する。

サンフェルミン祭の格好はこんな感じ。

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上下は白。靴も白か赤。腰に赤い帯を巻くのだが、良家の人は写真のようなスマートに巻き方をしている。祭りの期間中はそこら中で服を売っているから、日本人の参加者もこれを来て祭りを楽しもう。

ところでエンシエロのことを日本語で「牛追い祭り」ということから、「牛の後を追って走る」というイメージがあるが、そうではない。現在のエンシエーロは度胸試しで牛の前を走る行事だからね。なお、スペイン語のエンシエロは英語のenclosureと同じで、この場合の意味は「闘牛場に牛を囲い込む」こと。この牛たちはこれから闘牛場でマタドールと対決する運命にある。

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