ああ、何ということだろう。フライトキャンセルでルクラ空港に足止めか

ヒマラヤトレッキング, ネパール

少し悪い予感がした。

ぼくの乗るターラー航空カトマンドゥ行の便は、本日朝10時出発の筈だったが、ここルクラでは、そんな表向きの時刻は何の意味もない。昨日の航空会社による手配でぼくが乗れる便は「18番」ということなっていた。

天候や諸事情に左右されがちな山間の便は、「何時発」ではなく「何番発」という番号が振られるのだ。

ということは、ターラー航空は4機の飛行機を使っているから「第5波目」になる。
カトマンドゥ〜ルクラ間は片道45分のフライトで、一往復に客の乗降時間をいれて2時間半かかる。すると第5波目は午後4時頃か。

幸い、午前中は雲ひとつ無い快晴で、しかも無風で、飛行機はどんどん飛んでいる。
これなら無事に18番目も離陸できるかなあ、と期待していたのだが……
結局、午後4時になってもターラー航空は「12番」までしか飛ばなかった。

理由はよく分からない。

天気はよかったのだから、何か違う力が働いたようだ。
ターラー航空は今日はぜんぶで「24番目」まであったそうだから、1機あたり16人として合計200人ほどがルクラに残された計算になる。

ぼくもその1人。
さあ、これからが大変だ。

明日は明日で、予約客がちゃんといる。
ぼくが飛べるのはその客がぜんぶ捌けた後。

ということは、今日は18番だったけど下手をすると明日は25番以降かもしれない。そんな番号では明日に飛ぶのも不可能だ。

ターラー航空は、全部の客が飛べないことが分かっていて切符を売っているんじゃないだろうか。他の会社も当たってみたが、明日は満席で一席も残っていなかった。

いったい、ぼくはカトマンドゥに戻れるのだろうか?