若者の失業率42%!どうするスペイン

スペイン

聞くところによると、スペインは失業率21%、若者に限れば失業率42%にまで悪化し、経済は危機的状況にあるという。いま滞在しているバレンシア州は、スペインで最も経済が悪化している州で、失業率25%以上にも上るというから4人に1人は失業していることになる。

最新のニュースでは、スペイン全国の失業率は25%に迫る勢いらしいから、バレンシア州の失業率はいったいどうなっていることやら。

銀行の破綻の危機も迫るなか、6月4日には、モントロ財務相が「金利が高過ぎて、スペイン政府は市場から資金調達ができなくなった」と発言。にっちもさっちも行かなくなったスペイン政府は銀行救済のため、EU各国に金融支援を求める見通しで、ちょうど今現在、6月9日午後、EU各国の財務相はこの問題で電話会合をしているらしい。

EUがスペインの金融支援で合意すれば、それは実質的にEU財政統合への第一歩を意味するから、大きな前進だ。ユーロという単一通貨を用いながらも、財政政策は各国でバラバラだったことからおきる様々な混乱は、これによって回避できるかもしれない。ま、もしかしたらユーロ破綻への一歩なのかもしれないが、金融素人のぼくには、この先どっちへ転ぶかは見当もつかない。

ヨーロッパや世界をお騒がせしているスペインだが、当のスペイン国民は案外お気楽なご様子だ。
たとえ夫婦揃って失業している二人でも、この夏のバカシオーネ(バケーション)をどうするか相談している。さすがにバブル期のように海外旅行までは計画しないが、家族が持っている海辺の別荘でお金をかけずに3週間ほどのんびりする計画を練っている。

もしこれが日本人で夫婦揃って失業していたら、世間の目を気にしてとてもじゃないが3週間のバケーションなど行くことはできないだろう。いや、日本人にはもともとそんな長期のバケーションはないか。

根っからの明るい民族性ゆえなのか、それとも表面的な失業率では計れない豊かさがあるのか、よく分からないが、金融危機と声高に叫ばれているほどには人々の暮らしは大変そうではない。別荘を持っている富有階層だから危機から縁遠いのでは、と思うかもしれないが、スペインでは少し前まで、一般労働者でも別荘を持っているのが普通だった。離婚して、工場で働きながら女手一つで子供2人を育て上げたお母さんも、ちゃんと自分の別荘を持っている。

どうやらこの国の人たちは、質が高いといってよいのかどうか分からないが、お金がなくてもそれなりに楽しい生活をしているようだ。

Sponsored Links

スペイン

Posted by ariga masahiro