長旅で疲れるときは国際線ターミナルで一泊して精気を養うといいよ

インド, ネパール

成田空港を11時15分に飛び立ったAI307便は、予定より遅れてインド時間18時にデリーに到着した。ちょうど日が落ちる時刻だ。すぐにネパールへ乗継げる便は払底していて、取れたのは翌日12:50の便。トランジットに要する時間は19時間もある。

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デリー空港。この機体はAI307の隣に駐機していた便

日本からネパールへ、今回はエアインディアで飛ぶことにした。秋はネパール訪問のハイシーズンなのに切符を手配したのがギリギリで、手に入った切符がエアインディアだったという消極的な理由で。

インドはビザ取得の手続が煩雑で、トランジットビザを取るにも何ページもの申請書類を埋めなければならなくて時間がかかるし、仮に入国してもちょうど帰宅ラッシュ時だから道路が激混みしている。いろいろと面倒なので、本当はインドが好きでその空気に触れたいぼくとしては残念だが、今回はインディラ ガーンディー国際空港から外へ出ないで、つまりインドに入国せずに、トランジットエリアで一晩を過ごすことにした。

トランジットエリアで過ごす方法は3つある

  1. ホテルに泊まる
  2. ラウンジで過ごす。ベッドがないからソファに座って夜を明かす。
  3. 通路の床に眠る。横になれるがあまり落ち着かない。

しばらく考えて、ネットで経験者の旅行記などを読んで、結局ホテルに泊まることにした。予約したのはHoliday Inn Express New Delhi International Airport T3。なお、ぼくはトランジットに何時間かかろうが、それはそれで楽しいたちなので、も楽しみだ。

今回の記事の写真はソニーRX100M3で撮影した。コンパクトながら画質がよく、画角は広角24mm相当から始まるからスナップ撮影に最適。いつも持ち歩いている。画質はJPEG-fineのSmallサイズ。

降機してホリデイインへ直行 

最近出来た空港はどこもそうだが、とにかく巨大で、インディラ ガーンディー国際空港ターミナル3も飛行機を降りてから歩く距離が長い。

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しばらく歩くと、インド到着arrivalと国際線乗継ぎInternational Transferに道が分かれる。ぼくはネパールへの乗り継ぎなので国際線乗継ぎへ。このカウンターで乗継客の名前を確認する(インドはテロ対策のためこの種の確認を意外なほどしっかり実行しているのだ)。乗継ぎ便の搭乗券をまだ持っていない人は右手にあるカウンターで発券してもらう。持っている人はまっすぐ進む。

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この先はセキュリティチェック。安全検査は手際が悪いのか仕事がのろいのか(同じだ)、数十人しかいない列がいっこうに短くならない。インドに来ました感にあふれる検査で、通過するに30分以上もかかった。

安全検査を過ぎてエスカレーターを登れば、その先が国際線出発フロア。やはり最近出来た空港はどこもそうだが、搭乗口までのアプローチがわざと長くつくられて、免税店がぎっしりと並んでいて賑やか。成田からのフライトで疲れているぼくには歩く距離が長くなってしんどい新ターミナルだ。

ホリデイイン エキスプレスはLoungesBエリアにあるらしい。案内に従って進む。

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英国の雑貨店WHSmithの横の通路を入っていく。

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通路を右折したり左折したりしながら進み、エレベータで5階へいけばホリデイインのレセプションに到着。

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ようやくたどり着いた。降機してから1時間以上かかったのは、セキュリティチェックを抜けるのに手間取ったから。直行しても時間がかかるのがインド。チェックイン手続は簡単に済み、カードキーをもらって部屋へ。

なお、料金はホテル公式サイトとBooking.comをチェックしたら値段はほとんど同じで、だいたい1万6800円だった。

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空港のホリデイインエキスプレスなので、客室は普通に機能的で快適。

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室内写真の3枚は、RX100M3ではヒキが少し足りないからPanasonic G8+Leica8-18mmで撮影した

黒を基調にしたバスルーム。シャワーのみ。インド人は(ヨーロッパ人もだけど)風呂に入らずにシャワーだけで過ごすから、トランジットホテルではバスタブが用意されてることは少ない。

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窓からの眺め。ターミナルビル1階が見えるのかな? 眺望はないけれどトランジットホテルとしては普通。というかむしろ眺めがいい方かも。

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ケトルが用意されているので、持参のコーヒーを飲むことも出来る。

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各国の飛行機を見ながらの朝食

ふかふかのベッドに横たわって、ぐっすりと9時間近くも眠ってしまった。ああ気持ちが良かった。

目が覚めたら、ベッドの上でヨガを30分ぐらいして、血流を良くしたら洗顔。それからカフェへ朝食に。

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離着陸する飛行機を長めながら食事をします。お客は少ないからメニューもシンプル。給仕がタマゴの焼き加減を訊くのでいつものサニーサイドアップを頼んだ。

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今朝の朝食。

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外の空気はインドっぽい色をしていますな。フォトジェニックです。20世紀末に『写真家はインドを目指す』という本が出版されていたけれど、今回のぼくは『写真家はインドを通り過ぎる』なんで少し残念です。

というわけで、朝食後もしばらく部屋でくつろいでからチェックアウト。

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Holiday Inn Express New Delhi International Airport T3の重要事項まとめ

  • 利用できるのは国際線乗継ぎ客のみ
  • チェックインにはパスポートと搭乗券が必要
  • 場所はターミナル3国際線出発フロアのLounges Bエリアにある
  • 朝食付き・翌12時チェックアウト

デリー空港国際線の宿泊事情

ターミナル3国際線のトランジットエリアには宿泊施設が2つしかなく、そのうちホテルと言えるのはホリデイイン エキスプレスのみ。もうひとつのスリーピングポッドはしっかりしたテントといった風情で、横になるだけのわりに料金が8時間9000円もして高い。どうせ高い料金を払うならホリデイインに泊まった方がいいや、と誰でも思うのではないだろうか。

この2つ以外のトランジットホテルは国内線ターミナルにある。入国して翌日インド国内線に乗る人には便利だが、国際線トランジット客は利用することが出来ない。快適に泊まるならホリデイインエキスプレスが唯一の選択肢だろう。

以上、写真家はインドを通り過ぎる、インディラ ガーンディー国際空港でトランジットで一泊した話でした。