明日はウブド王家の葬儀の日。壮麗な葬送をかならず見なければ

バリ島

ウブド王宮(プリサレン)に面した交差点では、多くの人が集まって準備を進めている。手前の、牛のハリボテは昨日くらいに姿を現したとか。

王族は、ウブド周辺に大型ホテルをはじめいろんな施設を持っているから、それらの従業員が何百人も仕事の後にかり出されて、準備をしているそうだ。

庶民の葬式では、牛のハリボテは業者から購入するのだけど、王族の儀式では、すべて地域の人たちの手で形作られる。大変立派なハリボテなので、雨が降っても大丈夫なように、屋根が設けられている。これら一式が、音楽と共に移動していく、大変賑やかな葬儀は、明日12時から始まる。10時頃にはカメラを持ってここへ来よう。

明日といっても、零時を過ぎたから日付は今日になってしまった。葬儀の棺桶一式がライトアップされていたので、三脚を持って撮影してきた。

明日のプレボン(王族の葬儀)の準備で、深夜まで人々の往来が絶えない。

手前の牛のハリボテは、ふつうは黒色なんだけど、故人が紫色が好きだったとかで、ベルベットの紫色をしている。その後分かったのだけど「牛は手作り」ではなく、今回はどうやら業者さんによるものらしい。

亡くなったのは、ウブドの王様の奥さま。

後方の葬儀塔が尋常でない高さなのは、故人の身分と財力によるものだろう。

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Posted by ariga masahiro