女神サラスワティに祈る日

今日はハリ サラスワティの日。

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日本でいう弁才尊天供養の日。
弁才天さまは、バリ島では女神サラスワティと呼ばれている。

弁才天さまは学問技芸の神さまで、同時に水の神さまでもありふつうは水辺に祀られている。不忍池や江ノ島の弁才天さまみたいに。バリ島でもだいたい同じで学問技芸の神さまとされているが、なぜか水辺に祀られてはいないようだ。

ぼくはフォトグラファーだし、高校生の頃は絵描きなりたかったこともあって、芸術の神さまである弁才天さま(サラスワティ)が大好き。弁才天供養の日をケハン寺で迎えられて嬉しい。

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やっぱり弁才天さまは芸術の神さまだからね。

この日は村の寺で午前中に女神に祈る儀式があるようだが、ケハン寺では夜になってから式典が始まった。

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もちろん、善なる神さまバロンにも祈りを欠かさない。
赤い顔の獅子みたいのがバロン。

宿の管理人の男の子に「日本にもバロンがいるのか」と訊かれたので、スマホで獅子舞の画像を検索して見せた。「黄金の装飾はないのか」ないよ。「牙もない」そういえばないな。「いつ登場するの」寺院祭のときと正月祭のとき。「やっぱり寺院祭なのですか」そうだよ(ほんとうは神社の奉納劇だけど細かいことはいいや)。

などと話をしているうちに、境内に鈴(りん)の音が響きわたり、祈りの時間が始まる。りんりんりん….りーん….

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鈴の音は、日本の真言宗のお寺でも同じ形のものを使うから、音が似ている。けれども日本の鈴のほうが音は繊細で澄んでいる。それは、日本の自然環境の温和さが音に反映されているのだと思う。

バリ島は、色も音色も熱帯っぽい。

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儀式が終わると、三々五々帰宅する。

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これで本日は終わりかと思うとそうでもなく、入れ替わりに別の人たちがケハン寺に入ってくる。今日は夜遅くまで式典が続いているそうだ。ぼくはこの辺で宿に戻ることにする。

今夜のカメラは、一枚目の寺院夕景がソニーα6000+10-18mm/4。

それ以外はすべてマイクロフォーサーズ。
レンズは20mm1.7IIか、ライカ25mm1.4。ボディはGX7。マイクロフォーサーズもなかなかきれいに写るね。若干ノイズがあっても熱帯の夜っぽさがかもしだされていい感じだ。これだけ写るなら今後はマイクロだけでもでいいかなー。

と芸術神のサラスワティがいつまでも機材に悩んでいるぼくにサジェスチョンしてくださったのかも。今後はマイクロだけで軽快に写真を撮った方がいいよ、と。