デキ婚率99%! バリ島のステキな結婚式

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昨日は結婚式に参加した。

新婦は宿の主人の姉の娘。
そこでぼくも家族関係者(?)として結婚式に参加したのだった。

こちらが新婦の家。

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場所はプリサレン(ウブド王宮)から北へ何百メートルか行ったところ。この家もゲストハウスを営んでいて、奧に小さなヴィラが並んでる。

神聖な結婚式

家の敷地内の家族用のお寺スペースへ。

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日本でも古い家なら神棚や仏間があるものだが、バリ島では敷地内に必ずあるお寺スペースがかなり広くてこんなに立派。新郎新婦が座り、そのうしろに両親が並んだ。

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後方で僧侶が鈴(りん)を鳴らしながらマントラをとなえている。

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花嫁衣装がきれいですね。

新婦は歯医者さんで、新婦のお姉さんは有名踊り子のビダニと医大で同級生だったという医者姉妹とのこと。

家庭内寺院での祈念が済んだら、こんどは敷地のまんなかに建つ東屋(バレ ダンギン)で祈念をする。なんども儀式があるものだね。

ご祈念の前に親族たちで敷地内をお清め。

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なにしろ結婚式だから、魔が入らないように入念にお清めを何回もするのだ。そのたびに聖水が撒かれ、香が焚かれる。

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結婚式という晴れの場は、実は悪霊の攻撃を受けやすい場でもある。イケメンで将来性がある新郎を横恋慕した女がブラックマジックをかけて式を妨害しようとするかもしれないし、新婦が念を受けて病気になるかもしれない。予想もしない事故が起きて式ができなくなることもありえる。

日本でも起こりがちな結婚式にまつわる泥臭い事件は、バリ島でもありがちだ。そこでバリ島ではお祓いなどの対策が幾重にもとられて魔が入らないようにしている。

バリ島の人たちはほとんどデキ婚

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敷地のまんなかの東屋はバレ ダンギンといって柱と屋根しかない建物。ここで家庭内のいろんな祭事がおこなわれる重要な場所だ。

こうしてみると新婦のお腹がけっこう大きくなってる。
妊娠5ヶ月ぐらいかな。

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バリ島の結婚は99%がデキ婚なので、新婦はこんな状態が普通だ。

バリ島では、結婚とは単に男女の結びつきにとどまらない。双方の親族や、将来の子孫たち、地域の神々をまじえたイエとイエが結ばれることだ。そして若者は結婚してはじめて一人前の大人として社会に受け入れられる。

未婚者は半人前だから地域社会での発言権がない。
結婚は人生でたいへん重要な出来事だ。

そしてもうひとつ。バリ人は結婚したらかならず子供をもうける。子供のいない家庭はバリでは考えられない。生き物が子供を生み育てるのは人間でなくてもすべからくなされることだが、バリ島では子供がいないと儀式ができずに人間らしい生活ができないという怖ろしい事態におちいってしまうから切実だ。

で、子供ができないという危機的状況を避けるため、バリ人はあらかじめ妊娠してから結婚へと至るのだ。意外に合理的な発想をしているものだね。今日のカップルも付きあっていた期間は結構長くて、ようやく子供が授かったので結婚できたのだそうだ。

待ち望んだ結婚式、きっと幸せだろうね。

ところで記事タイトルの「デキ婚率99%」は統計があるわけじゃないんだけど、こっちの人に訊いたらそんなものだろうとのことであった。

バレ ダンギンに設けられた装飾がみごと。

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ふるまわれた食事もおいしい

結婚式につきもののお食事。
こっちはビュッフェ式が普通。

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お皿に盛ると、ちょっと豪華なナシチャンプル。

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プロの料理人を呼んで作っているから香ばしくておいしい。

新郎新婦をおいて、みんな食事をしている。

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じつは、この日は午前中に新郎宅でも儀式があり食事がふるまわれていた。

それからこっちの新婦宅で儀式がありまた食事がふるまわれた。さらに、午後は新郎宅で披露宴があってまた食事がふるまわれる。

式典中はすくなくとも3回は食事を食べるのだ。

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今日の式典は親族が集まるいちばん重要なものなんだけど、実は先週、近所のバンジャールの人たちを集めてもっと大規模な式典があったのだそうだ。

結婚に関連する大小の儀式は数ヶ月にわたっておこなわれる。すべてをこなすのは相当大変な作業らしく、経験者は「一度すればもうたくさん。2度とゴメン」といっている。バリ島の壮大な結婚式は、夫婦の絆が壊れない抑止力にもなっているらしい。