大腸ガンで入院中だよ【その3】10日ぶりに食事ができるようになった

大腸がんの手術

手術から1週間が過ぎて、食事ができるようになったよ。

手術後1週間が過ぎて初めての食事

9月6日。食事といっても流動食で、重湯・ポタージュ・お茶など飲み物ばかりでした。

重湯は、お粥からお米を除いて液体だけにしたもので、食べがいはまったくありません。デザートの赤いゼリーは糖分がなく甘くありません。ポタージュスープの濃厚さが味わい深かったですね。こんな簡単な朝食セットですが、食べ切るのに30分かかりました。なにしろ手術前から数えて10日間も絶食を続けていたので、胃がびっくりしているのが分かります。

入院中はずっと高カロリー点滴を24時間つけっぱなしで、ここから栄養をとっています。

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手術後は毎日24時間ベッドの上

さて、話は1週間前、手術翌日に戻ります。この日は完全に安静でベッドから起きることはできませんでした。

午前中で心電図は外れたものの、それ以外にカロリー点滴の管、液体鎮痛剤の管など4つの管が体のあちこちから出ていて、体を少し動かすのも結構難しい作業です。

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日中にリハビリの先生が来て、1日に10分ほど一緒に院内を歩きます。4本の管と結ばれた点滴スタンドを押しながら歩くので、これがたいへん歩きにくい。院内といっても外の庭へ行けるのでもなく、同じ階をぐるっと2〜3周歩くだけで面白くないです。そしてこれ以外はずっとベッドの上にいます。

病室のベッドはリモコンで上半身をアップさせることができたので、45度くらいの角度をつければリクライニングベッドのようで楽なものでした。鎮痛剤がよく効いてあまり痛みもありません。ただし、少しでも腹に力が入るとズキッとしますし、しゃっくりをしても激痛だし、くしゃみなんかしたらのたうつほど痛いです。

楽天モバイルのSIMを導入

することもないのでスマホでYouTubeやテレビの見逃し配信を見ています。

らんまん 2

マンフロットのカニクランプを久しぶりに使いました。もともと取材中にストロボをその辺に配置するためのセットですが、病院で役立つとは予想外の活躍です。執刀医やリハビリの先生など、男性の先生が「これいいですね」と興味を持っていました。看護婦の女性の方々にはまったく目に入ってない感じ。

ぼくはスマホのSIMはDocomoのモバイルoneを使っているんですが、病室でAmazon Primeで映画見たりしてたらあっという間にデータ量がオーバーするから、入院用に楽天モバイルのSIMを導入しました。楽天はいつ加入していつ止めてもいいので、入院予定期間の3週間だけSIMが使えて便利です。しかも初月は無料ですしね。

大部屋に移る

術後3日を過ぎると、回復が順調なことから、ナースセンターから少し遠い大部屋に移りました。これまでの2人部屋は差額ベッド代が5000円かかるので、長く入院すると負担になるから、大部屋に移動希望を出しておいたのです。4人部屋なのですが、1人あたりの空間はそれまでいた2人部屋と違いなく、あまり変化を感じません。

が、ベッドが違いました。それまではリクライニングベッド(リモコンベッド)だったのが普通の病室のベッドになりました。すると、寝るにも起きるにも腹に力がかかり、そのたびに「イテテテ」と唸りながら動いてます。どちらの動作も両手で手すりを掴んでゆっくりゆっくりとしなければなりません。どうやっても痛いので、2人部屋の5000円の価値はあったな、とも思いましたが、我慢することにします。

それから、ベッドに渡せるテーブルがあって、この上にMacBookProを置いてテザリングをして14インチの大画面で映画を見ればよいことにようやく気がつきまして、最近はずっとこうしています。

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入院中の写真はぜんぶスマホで撮影してます。カメラは持ってきませんでした。

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