今日は悪霊が跋扈する日、カジャンクリウォン。

バリ島

今日はカジャンクリウォンといって、悪霊が跋扈する日とされています。バリ島各地の町や村の中心地で清めの儀式がおこなわれました。

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朝6時半。人口700人余りのプンリプラン村でも、村の中央の十字路でなにやら準備が進められています。

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牛が連れてこられました。

これから何の儀式があるのかというと、牛の首を切って鮮血を地面に流し、地霊に捧げます。地面の下の悪霊が鮮血を吸って満足するらしいです。

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ぼくがカメラを持ってよそ見をしている間に、牛は首を切られ、体は道端に寄せられ解体されました。朝の清々しい青空とは対照的に地面に流れた鮮血が赤く輝いています。

ぼくはインドやネパールなどのヒンドゥー教の国で山羊や水牛が生け贄になる様子をよく見ているからはじめは見慣れた普通の光景として見ていました。しかし、よく考えたら牛の首を切るなんてインドだったら警察に逮捕されそうです。

どうやらバリ島では牛は神さまというわけではないようです。同じヒンドゥー教といってもインドとはだいぶ様子が違うようですね。

ちなみに、牛と水牛は別の生き物です。漢字で同じような字を書きますし、どちらもウシ科ですから日本人は牛と水牛をほとんど同じものとみていますが、ヒンドゥー教では牛は神聖な動物で、水牛は邪悪な動物です。もっともバリ人も違いを気にしていないようですけど。

村人が集まってきます。

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こんどは、四つ角にお供え物が並べられました。花や供物が交差点にぎっしりとまとめられています。

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儀式が始まります。

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この十字路は、ぼくが泊まっているHOME STAY(という名のGuest House)のすぐ前だから、宿にいながらにして儀式の最初から最後までを見ることができました。

解体された牛は、十字路に面した集会所で調理されてランチとして村人に配られます。こうしてみんなで牛を食べるのだからインドとはずいぶんおもむきが違いますね。

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儀式の締めくくりは、女性たちの祈る姿です。

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儀式が終わったのは午前11時すぎ。このあと、みなさんは美味しそうに牛肉焼き肉ランチをいただいていました。

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