ジブリ映画に描かれるあの白い雲は、五島列島の空に浮かぶ雲だった

日本

無事に五島列島に到着したよ。

鬼岳から見た福江市と福江港の風景

太平洋と日本海の中間に浮かぶ五島列島。そこは暖流と北風が交差する複雑な自然環境の島。快晴なら、青い空に白い雲がドラマチックだ。

福江の空と雲

ジブリの空の原点が五島列島にあった

ジブリの美術監督を歴任したことで有名な山本二三(やまもとにぞう)はここ福江のご出身で、彼の美術センスはこの島の自然や生活にはぐくまれたのだそうだ。福江の古い武家住宅(といっても江戸時代ではなく明治時代に建てられた武家屋敷様式の屋敷)が、山本二三の作品を集めて公開する美術館になっている。

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そもそも宮崎駿監督が、NHKが初めて制作したアニメ「未来少年コナン」の美術監督に弱冠24歳の山本二三を抜擢したのは「いい雲が描けるから」というのが理由(のひとつ)で、コナンもラピュタも空中シーンが多いから雲を描くことが多く、画面いっぱいに描かれる独特の雲はのちに「二三雲」と呼ばれるようになった。

ラピュタ

山本二三美術館館内の、五島列島の上空をラピュタが浮かんでいるイメージの部屋。実際にラピュタの映画で使われた背景画を大きく壁にプリントしている。

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福江島の山と空

福江のシンボルは鬼岳。山本二三美術館で美術に堪能してからこの広い空間へ来ると、上空を流れる雲のなかにラピュタがいるかも、などと思ってしまう。

鬼岳と雲

宮崎映画に出てきそうな道。鬼岳の展望台付近。

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東京に戻ったらラピュタをもう一度見ないとなー。それから「ルパン三世カリオストロの城」もね。

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福江島の海と空

高浜海岸のエメラルドの海と白いビーチは、平日はそれほど人が多くなくて静かな砂浜だった。穴場ビーチといっても大袈裟ではないと思う。

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前にインドネシアのフローレス島に行ったら、本当に誰もいない白砂のロングビーチがたくさんあって、天国に一番近い島みたいな美しさと静寂に包まれていた。高浜海岸はちょっとそこまで極楽感は及ばないけどビーチハウスもあってまあ快適。それはともかく、砂浜も雲も真っ白で、夏っぽい時間を過ごしました。

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上の写真はちょっと露出をアンダーめにふったので白砂が茶色っぽく見えるけど、ここの砂は本当に真っ白なんだよ。

さて、夕方になると高浜海岸も海水浴客が皆帰ってしまい、ほとんど誰もいなくなって、ますます穴場っぽい感じ。

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結局、高浜海岸に夕陽が沈むまで滞在してたのだけど、それは見事な夕陽であった。実は、ぼくは高校生の頃は絵を描くのが好きで、アニメの背景画を描く仕事をしたいと思ったこともあった。今、ぼくがこうして写真を撮っているのは、高校生の頃に夢見ていた将来像を、筆をカメラに持ち替えて実現したというようなもので、そんな自分の原点をも思い出させてくれる五島列島の旅であった。

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