レンタルバイクで災難が続く。突然パンクが起きたワケは精霊のしわざ?

バリ島

バイクを借りて、隣の隣の村へ買い物に出かけた。

バリ島の道路はあちこちに穴が空いているし、変な段差があったり、薄暗くて見通しのきかないところが多くて、バイクに乗るときは慎重に運転している。

しかし、走行中にハンドルがぐらぐらしてきたと思って、かたわらにバイクを停めて前輪を確認したらパンクしていた。
幸いなことに、止まったのが親切な修理屋さんと評判のバイク店から200mくらいの手前のところだったので、店までハンドルを押していった。

おじさんに見てもらったら、穴をふさぐだけではダメで、チューブを交換するとのこと。4万ルピアの出費をしてしまった。トホホ(日本円で360円くらいだけど)。
ほかにもパンクを修理している人が何人もいる。
修理は10分程度で終了。

それから少し走って、坂道を登っていたら、こんどは突然エンジンが止まった。
一瞬、故障かとおもったけどガソリンタンクを確認したら空だった。日本や欧州でレンタカーを借りるときは満タンになってるものだけど、こちらでは適当に使ったまま貸し出しているのを忘れて、燃料系をよくチェックしていなかった。

ここから一番近いガソリンスタンドまで、かなり距離があるなあ…..。
で、ターンして下り坂を100mくらい降りていったところで幸いなことに雑貨屋があった。店先で、1リットル単位でガソリンを売っている。

1リットルで7000ルピア(約63円)だ。
おばさんに注油してもらって、再び走り始めた。

それから10分後、お店に着いて、駐輪するために店先でぐるっと回ったら、砂と砂利にタイヤがとられて転んでしまった。バリ島の道端にはよく工事用の砂や砂利が積んであって、あぶないと以前から注意していたんだけど、とうとうやってしまった。膝小僧に思いっきりスリキズをつくった。

右のミラーが割れたため、先の修理屋さんで新品交換した。これで42000ルピアの出費になってしまった(日本円で380円くらいだけど)。
でも、時速60kmとかで走っているときに滑ったのでなくてよかった。
小さなアクシデントで、スリキズぐらいで済んだのは幸だと思っている。

今日はいろいろあったけど、小難ばかりだったし、なんといっても修理屋さんや雑貨屋さんが近くて助かった。お陰でリカバリがすぐに出来て、あっという間に問題は解決した。バリ島の神々のおかげだろうか。人生に時折訪れる諸問題もこんな風に精霊の力をかりて解決すれば楽なんだけど。

<追記>それからしばらく後に聞いた話。

あのパンクは、修理屋が鉄菱を捲いているのだと、地元では有名な話だった。 修理屋から500m手前でバイクが鉄菱を踏むと、ちょうど修理店前で停車するという按配だ。いろんなバイクがいつも同じ場所でパンクするんだって。「親切と評判の修理屋」がなぜ「評判」になるのか、そこには理由があったのだ…..。

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バリ島

Posted by ariga masahiro