スペインの隠れ里で、お腹をすかせた猫に見つめられながらランチする

スペイン

マドリード郊外に、外界から隔絶された小さな村がある。

村の名はパトーネス デ アリーバ Patones de Arriba。丘の間の窪地にあり、近くの主要道路からまったく見えないため、19世紀のナポレオン戦争のときにはフランス軍も村の存在を把握できず、スペインで唯一ナポレオンの支配を受けなかったことが村の誇りなのだそうだ。

数年前までは、ほぼ廃村状態で無人に近かったのだが、マドリード自治州内にあって自家用車があれば容易に行けることと、最近の観光ブームで注目されて、いまではレストランができて週末は大勢の人が集まるという。

それでも平日は人がほとんどいない。
レストランも閑散としている。
やっぱりスペインでも土日の行楽地は混雑するのだなあ。

今年、スペインは夏が来るのが遅くて、今日も気温は25度程度。例年なら30度を遙かに超えている時期なんだけど。

午後になっても風が涼しくて、散歩がしやすい。
石畳の道を歩くと、こちらを振り向く猫がいた。

その辺を猫が歩き回っている。

テラスで食事をしていると、猫がきてイスの回りでニャーニャー鳴いてる。

猫が集まる家があった。
この家で猫をたくさん飼っているのかと思ったらそうではなく、おばさんが昼食の魚料理をつくりはじめたら集まってきたのだそうだ。魚を盗られたら敵わないので、ちぎったパンを投げて猫の気をそらしているところだとか。

ぼくのランチを見つめていた猫。