パンプローナの牛追い祭り

スペイン

先週からはじまった、
パンプローナのサンフェルミン祭(別名 牛追い祭り)に参加した。

参加したといっても、闘牛と一緒に走ってきたわけではなく、写真を撮りにいってきたのだ。通りすがりのツーリストでも走ることはできるんだけど、石畳が濡れていて滑りやすいし、ぼくは混乱状態の中でカメラを持って撮影するドキュメンタリーフォトグラファーではないから、高みから撮影することにした。
参加者は、7時45分頃から牛追いのルート上で走る準備を始める。

この時期のパンプローナは天候が不安定で、雨っぽい日も多い。
持っていくカメラは、さんざん悩んだ末、パナソニックGH3をメインにして、レンズは12-35/2.8(換算24-70/2.8)を着けた。サブはGX7に14-140 new を装着。

GH3を選んだのは、撮影場所によってはファインダーを覗くことができないかもしれないから、リトラクタブル液晶モニタを見て撮影することを考慮した。市発行のプレス証がなければ、撮影場所はかなり限定される。今回はツーリストとして来ているから、よい撮影場所を確保できるとは限らない。それからGH3は6コマ/秒の連写を4秒間続けられるので、ぼくが持っているカメラの中では比較的シャッターチャンスに強い。

牛が走るのは、旧市街の東から西までの約800m。
牛追い祭のことをスペイン語でエンシエロというんだけど、闘牛場へ牛を連れていく行事であることからそう呼ばれている。エンシエロは英語のエンクローズと同じく「封じ込める」という意味で、「牛を追う」という意味ではない。

エンシエロは朝8時きっかりに花火の音が響くと共に始まる。
その数十秒後には、闘牛たちはぼくの前を通り過ぎた。

それこそ「あっという間」の出来事だ。
約800mを2分きっかりで走り終える行事だから、自分の目でエンシエロを見られるのは10秒程度かな。本当に短い、一瞬の出来事だった。

転んで牛に踏まれるぐらいは当たり前。
まれに角で突かれて大けがをする人もいるけど、今日は何人か救急車で運ばれていったものの、大事にはならなかったようだ。

サンフェルミン祭のもうひとつの楽しみは、一日中飲んだくれていること。

旧市街のどこへいってもこんな感じ。
朝から晩までこんな感じ。疲れ果ててベンチで寝ている人も。

プレス達がおもしろがって撮影していた。

この人、翌日のローカル新聞に登場するかもね。
プレスのカメラはニコンユーザーが多くて、ほとんどの人はD4を持っていた。D800やD700も多かった。レンズは揃って24-70/2.8Nを着けている。誰もパナを持っている人はいない(当たり前か)。キヤノンのカメラは動画を撮っているフォトグラファー(動画だからムービーカメラマンかな?)がよく持っていた。

プレスの人は赤いベストを着ている。サンフェルミン祭は、白い服と赤いスカーフが伝統的な衣装。ツーリストでもできるだけ白い格好をして参加したい。でもワインをかけられて色がつくから、高価な服を着るのはやめようね。

夜になっても町の賑わいは終わらない。
ぼくも眠くて眠くて、立ったまま眠りかけたことがあった。

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