走れるウォーキングサンダル

旅行用品

夏の撮影でもっとも重要なこと。それは、歩きやすいサンダルを選ぶこと。いくらいいカメラを持っていても疲れて歩けないようでは撮影にならないからね。最近のぼくのお気に入りウォーキングサンダルはこれ。

ミズノのわらじサンダル

ミズノのウエーブ リバイブ II

このサンダルは、日本人が古来履いていたワラジを現代風にアレンジしたものだ。柔らかくて、ひもで足にしっかり止められるワラジはとても歩きやすいフットウェア。足の指がしっかり保持され、ソールは足裏に密着しながらも路面にも密着して滑りにくい。

大河ドラマ「軍師官兵衛」の中国大返しの回では、岡山から山崎まで約200kmを秀吉軍2万の軍勢がわらじを履いて走って明智光秀軍と戦うシーンが映像化されていた。

武士は、甲冑を着て日本刀を振りまわして戦っているときでも、足はワラジを履いていたのだ。ワラジはそれだけ機能的だったのだなあとテレビを見ながら感心した。

戦闘中の武士だけでなく、飛脚のような長距離走者にも、農民にも愛用されていた、汎用性が高い履き物であった。

ワラジの欠点

機能的に優れたワラジだが、欠点もある。まず耐久性がない。富士山登山には江戸から往復でワラジが3つ必要だったそうだ。大河ドラマ「軍師官兵衛」でも、秀吉が山崎への行軍用に「ワラジを用意しろ」と命令するシーンがあった。岡山から山崎へ歩くのに、途中でワラジを新調しなければならかったのだ。

それからクッション製がない。ようするにワラジといいう履き物は消耗品であり、耐久消費財ではなかった。

欠点を克服した21世紀のワラジ

そういった欠点を21世紀の技術で克服したのがミズノのサンダル。歩きやすく、耐久性に優れるサンダルだから、撮影はもちろん巡礼やお遍路にも向いている。

最近、ぼくはこのサンダルを履いている人とよく出会う。先月末に、神田でカメラマン仲間の飲み会があったとき、うち1人がこれを履いてきた。その時はぼくも同じサンダルを履いていた。

その前は、撮影現場にスタイリストさんがこれを履いてやってきた。すごい。スタイリストさんお墨付きなのだ。もしかして業界で話題のアイテムなんだろうか。

ぼくも含めて、みなブラックカラーのサンダルを履いていたが、これは初期モデルだからだろう。最近はカラフルなモデルも発売されている。それにしても、みんなちゃんといいものを見つけ出すなあ、と感心しました。

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Posted by ariga masahiro