冬の防寒スグレモノNo.1 はフリース。アウトドアでも家の中でも。

ぼくはフリースのジャケットが好きで、冬は家にいても屋外でもフリースを着ていることが多い。理由はもちろん、軽くて動きやすくて保温性が高いから。

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Patagonia R3 ジャケット

いいことずくめのフリースは「風が吹くと寒い」とネガティブな評価を聞くことがある。「自転車に乗ると寒い」とか。

ちょっと待って、それはフリースの欠点ではなく、いいところなんだよ。

保温性が高く、風通しがいいフリース

フリースは、起毛したポリエチレンの微細な空間に空気層をため込んで寒気をシャットアウトする素材。起毛がふさふさなタイプには暑すぎるほど保温性が高いものがある。しかし、ポリエチレン素材が植え付けられている下布は防風素材ではないのが普通だから寒風は素通しする。

そう、実は、風が吹いたらフリースは寒いのだ。

例えば、アウトドア・フリースジャケットの決定版との誉れ高い、伸縮性が高くてどんな体の動きにもフィットすると評判のパタゴニアのR2ジャケットは、下布がスカスカした粗い布だ。日にかざすとこんなふうに空がよく見える。

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これじゃあ風を通すのも無理もない。
しかし、ここが重要なのだ。「風が通ってしまう」のではなく「風を通している」のだ。

というのは、冬に暖かい格好をして激しく運動すれば、すぐに汗びっしょりになって暑くて蒸れてたまんない。けれどもR2ジャケットを単体で着ていれば風通しがいいから、自分の発した蒸気がどんどん外へ放出されるし、そよ風がふけば涼しい。立ち止まって寒くなったらウィンドブレイカーを一枚着ればたちまち保温性抜群のジャケットになる。

フリースは対応できる気温・気候の幅が広いのが特徴の素材なのだ。
特にパタゴニアのR2はその対応幅が抜群に広い。

というわけで、フリースジャケットはウィンドブレイカーなどアウターと適宜組み合わせることが着こなしのtipsだ。

パタゴニアとユニクロの違いは

80年代からフリースを積極的に採用していたパタゴニアは、製品のクォリティが高いが価格も高い。R2は定価22680円。R3はフードがついて定価25920円もする。ストリートファッションの定番として人気のレトロXなんか3万円近い。

アウトドア用品に興味がある人にはフリースと言えばパタゴニアというイメージがあるが、一般の人にフリースがオーバー2万円というと仰天されるというか呆れられる。

ユニクロのフリースジャケットは2〜3千円ぐらいか。
価格差はなんと10倍。この差はいったいどこからくるのだろうか。

1)着心地

パタゴニアは体のラインに沿った立体裁断をしていて着心地がいい。ユニクロはどこか体に合わないところがあり、そこがつっぱって長く着ていると疲れる。

2)耐久性

パタゴニアは冬期に毎日着ていても5年以上持つ。10年以上着て最後は部屋着にしている人もけっこう多い。動きやすいから部屋着としてきてもリラックスできる。しかしユニクロはワンシーズンでテロテロになってしまう。

3)保温性

ユニクロも新品なら保温性はちゃんとある。値段を考えると悪くない。しかし耐久性がないからしばらくするとフリース素材の空気層がつぶれ保温力がなくなる。保温性を期待できるのはワンシーズンのみ。

4)経済性

ワンシーズンで2000円のユニクロと、10年着られて2万円のパタゴニアは、長い目で見ると出ていく金額はさして変わらない。しかし着心地も保温性もパタゴニアの方が高いから、トータルすればパタの方がオトクだろう。それにしても一度の出費は痛いからセールで買えばいいと思う。直営店でも近々セール開始だそうです。

築地のにぎり寿司店と、スーパーでパック売りの寿司ではあきらかに味が違うように、パタゴニアとユニクロでは何もかもが違う。そもそも比較できる素材ではないよ。

ぼくはR2もR3も持っていて、ヒマラヤの氷河の脇でも着ていたし、家での普段着にもしている。いまは北向きの仕事部屋でR3を着てこのブログを書いているんだけど、暖房をつけないで過ごせるよ。東京だからかもしれないけど。