フォトグラファーは自分の目で見て写真を撮る。そのために旅に行くのだ

その他

旅の掲示板に、この春ヒマラヤの国ネパールへトレッキングに行く計画を立てた人が、周囲に反対されて困惑しているというスレが立っていた。

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周囲の人たちいわく

  1. 大地震直後で復興が間に合っていない
  2. 治安が悪すぎる
  3. イスラムのテロの危険性が高い

だそうだ。

ぼくは昨年のネパール大地震発生から10日後に現地入りした。首都のカトマンドゥは、テレビや新聞の報道にあるような危機的状況とは違って意外に平穏で、拍子抜けしたことはブログにも書いた。

復興は進んでいる

地域にもよるがツーリストにとって(1)は報道デマに近い。

それにアンナプルナ ヒマラヤ地域はもともと地震の被害はほとんどない。
ネパールだといって十把一絡げに「地震の影響」を主張するのは、現地のことを何も知らず、調べもせず、安易で無責任なことを言っているだけだ。

(2)も根拠がない。
ネパールの治安は良好だ。

治安は良好な国

いちばん呆れたのは(3)のイスラムテロの危険性。

ネパールのヒマラヤ山脈でイスラムテロに遭う危険性は、富士山を登山中にイスラムテロに遭う危険性と同じぐらい低いレベルだ。限りなくゼロに近い。はたしてイスラム国の戦闘員が富士山に登ってくるなどということがありえるだろうか。ないよね。

善意の人たちってなんて無責任なことばかり言うんだろう。

無責任な人が「危険だから行くのはやめろ」と言う

ぼくもこれまでに何度か、旅立つ直前に「そこは危険だから行かない方がいい」と言われたことがある。いちばん最近は昨年4月のネパール大地震後のネパール行きだ。

「町は壊滅状態だ」「食料が枯渇している」「疫病が流行っているから危ない」などと言われたものだ。

しかし、ネパールに行ってみたら町には少ないながらも外国人ツーリストがいて楽しそうにしていた。こんなラブラブなカップルが幸せを振りまいて歩いていた。

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食料が枯渇どころか、ケーキも食べられた。

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何かをしようとする時に止めに入る人のほとんどは、相手のことを考えているような振りをして、実は自分の考えを主張しているだけだ。

「危険だからやめろ」はぼくの大嫌いな言葉。現地の人からそう聞いたならさすがのぼくも出発を考え直すだろうが、現地のことを何も知らない人たちがそう言ったからといって、ぼくはなんとも思わない。

だってぜんぜん危険じゃないからね。
それに、フォトグラファーは現地へ行くのが商売だ。

「ストップ」の言葉を聞いてぼくが思うのは、「こんなふうに自分が知らないことを無闇に否定したり、他人の行いにくちばしを挟むのはやめよう」ということ。無関係な人たちの「やめろ」は言論テロみたいなものだ。せめてググって現地発の情報をひととおり読んでから言ってほしいものだ(ネット上にも現地に行ったことがない人が書いた駄文がたくさんあるから真にうけると大失敗するけど)。

とにかく、旅に出発しよう。

そしてどんなことでも自分の目で見て、自分で判断しよう。

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