数ある旅行用のコンパクト時計の中から、プロが選んだ一番スグレモノ

旅行用品

数ある旅行用の携帯目覚まし時計のなかから、お勧めできる品を選ぶのはたいへん難しい。持ち運びやすく、操作しやすい時計がほとんどないのだ。

旅行のプロであるぼくが、旅行用の時計に求める選択基準はこれだけある。

  • 薄型
  • アナログ表示で針が太く時計盤が大きい
  • 針の音が聞こえないこと
  • 海外へ頻繁に行くから現在時刻を簡単に変えられること
  • 目覚まし時刻を確実にセットできること

これらすべてを兼ね備える製品はシチズンの目覚し時計 アブロード962 しかない。以前からお気に入りなんだけど、旅先でなくしたから最近買いなおした。

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旅行用の時計は、普通は薄い折りたたみ式だ。視認性を高めるために時計盤を大きくすることと、携帯性を両立させるには、折りたたみ式にする以外に方法が無い。

アナログ式の時計がいちばん

アナログ式時計は、ヨーロッパのホテルの薄暗い部屋ムーディな部屋でも視認性が高い。それに対して液晶デジタル時計は少し離れると文字盤が見えなくなるから時計として役に立たない。

ぼくがホテルの部屋にチェックインしたときにまず最初にすることは、部屋のどこからでも見やすい位置に時計を置くことだ。このとき時計の文字盤の直径が5cmより小さいと部屋の反対側から見えにくい。逆に5cmより大きい液晶デジタル時計は厚くてかさばり旅行用に適さない。

薄暗い部屋でも視認性が高いのがアナログ式時計だが、ムーブメントが安物だとは針の音が大きい製品もある。そんな時計を使っていたら、夜の静かな部屋では針の音が気になって眠れない。その点、シチズンのアブロード962はほとんど音がしないから静寂のなかでも安眠できる。

現在時刻を簡単に変えられることもぼくには重要だ。この点はアブロード962はあんまりやりやすくないんだけど、ここは妥協している。現在時刻設定がやりにくいということは、時計の設計者が想定しているのは国内旅行者で、ぼくのように頻繁に地球を横移動する旅行者のことを想定していないのだね。

目覚ましを確実にセットできないと心配で眠れない

旅行用の時計は、当然のことながら目覚まし時計として役に立ってほしい。この時計は起床時刻セットがたいへんやりやすい。正面右下の大型ダイヤルで時刻をセットできるのだ。こういう重要なパーツが大きく作られているのは、設計者が実際に旅行をする人なんだと思う(海外旅行より、国内旅行が多い人なのかもしれない)。

ぼくがこの時計で気に入っているところは、目覚まし音がはじめは小さな音で鳴り、徐々に音が大きくなっていくところ。おかげでここちよく目が覚める。突然「ジャジャーン」と大きな音が鳴る目覚ましは朝から気が滅入る。 それから蓋が半透明なので、閉じていても時刻が分かる。チェックアウト時に時計を仕舞いかけてからでも時刻が分かる。設計者はよく旅にでる人なのかもしれない。実際の使い勝手がよく考えられている製品だ。

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裏蓋はこんな感じ。

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中央の黒くて小さいダイヤルが時刻合わせ用。これは小さくて回しにくい。

デジタル時計は旅行用には不便

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文字盤の視認性が低いと分かってはいたのだが、ビックカメラの時計コーナーを行ったり来たりしているうちについ買ってしまったデジタル表示の旅行用時計がこれ。3000円近く払ったのに、3月にバリ島に持っていってやっぱり後悔した。ビックの明るい店内ではクリアに見えた文字盤も、リゾートホテルの薄暗い部屋ムーディな部屋ではわざわざ近くへ歩いて行かないと時刻が見えなかった。

照明ボタンを押せば深夜でも文字盤が見えるが、いちいち近くへ寄ってボタンを押さなければならないのは面倒くさい。

それから電波時計だからか、せっかくバリ時間に合わせたのに、いつの間にか日本時間に戻っていることがある。待ち合わせ時刻の1時間前に「やけに時間に余裕があるなあ」と思って、ノートパソコンの時刻を確認したら、実は待ち合わせ時刻の5分前だったことが判明して慌てた。

のんびりしていたら気がつかずに1時間も遅刻するところだった。それで、現在時刻のセットもやりにくいし、この時計はもう二度と外国へ持っていかないことに決めた。デジタル式はたいがいやりにくいね。

その後、この時計は仕事場の机の上に置くことにした。しかしデジタル表示の書体が無粋なのでだんだん見るのがイヤになった。今では洗面所に置いてある。

無印良品の時計は意外によかった

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成田空港で買った、無印良品の持ち運び用の豆時計。タグツールといってたしか1000円だった。300円のシリコン製別売カバーを買うとタグでバッグに着けられるようになっている。ぼくはタグは不要なので捨てた。

シチズン アブロード962を買い直すまでのしばらくの間は、これを枕元に置いていた。

このぐらい小さいと、部屋の反対側から時計を眺める気がはじめからおきない。だから「見えにくい」というネガティブな気持ちにもならない。持ち運びしやすいし、時刻セットもしやすいし気に入ってる。しかし、やっぱり、部屋のどこからでも文字盤が見える時計がほしくなってシチズン962Aを買い直したため、サブ機種の地位に下がった。

飛行機に乗る前日は、最低2個の目覚ましをかけておく。この小型時計はそんな時のサブ機に最適。 無印良品のタグツールは、ほかに温度湿度計もあって重宝している。

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