フォトグラファーが使う室内照明はこれでキマリ、これしかない。

撮影機材,画像ソフトとMac

通販で注文した品が届いた。

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それは仕事部屋の天井につける蛍光灯の照明器具。

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この蛍光灯は単なる蛍光灯ではないよ。色評価用蛍光灯といって色が正しく見える蛍光灯なのだ。

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蛍光灯は各メーカーが白色蛍光灯・三波長昼白色蛍光灯など発色が違ういろんな製品を販売しているが、普通は「安い」「たまたま寄った店に置いてあった」などの理由で買ってくるものだと思う。安物の蛍光灯は色が青く偏っていてその下にいると気持ちが落ち着かないが、そんな照明を使っている家も結構あるようだ。

色評価用蛍光灯はパッケージに「昼白色・演色AAA・色温度5000K・平均演色評価数Ra99」と記されている。平均演色評価数Raというのが重要で、この数値が高いほど色が自然に見える。完全な自然光の色をRa100とするから、Ra99ならほぼ自然光と同じに見えるということだ。

写真を扱う部屋の照明はこの蛍光灯がいい。
これ以外の照明は色が偏っているからどんなに優れたモニタを使っていたとしても意味がない。モニタの色が正確に見えないからだ。

20型を四本並べて天井に着けた。

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ぼくがMacを置いている机はこの下にある。6畳間の天井に20型蛍光灯を4本並べることでデスクトップがモニタを見るのにちょうどいい明るさになった。40型2本でも同じ明るさになる。

色評価用蛍光灯は、フォトグラファーの仕事場のほか、アートギャラリーや高級レストランのキッチンで使われている。いずれも色が正確に見えないと仕事にならない。見たことのない特殊な蛍光灯で高価な物と思いがちだが、実は20型で1本700円前後と案外普通な値段だ。その辺のディスカウントストアには在庫がないからぼくは通販で購入している。

丸形の蛍光灯を使いたいときは

残念ながら色評価用蛍光灯は直管型しか製品化されておらず、無粋だ。仕事部屋だからこれでいいのだが、リビングルーム用として使うには抵抗がある。リビングルームで好まれる丸形蛍光灯で比較的色が正確な物がほしいと思ったら、東芝 メロウZ PRIDEクリアナチュラルライト色(昼白色)が演色評価数Ra84 色温度5200kで比較的よい発色をしている。「正確な色」というよりも「気持ちよく生活できる」光を目指しているようだ。食事が美味しそうに見えるからおすすめな蛍光灯だよ。

昼光色ではなく昼白色だからね。緑色のパッケージを選ぶこと。

それから、女性が化粧する部屋(自宅なら洗面所?)もできるだけ演色評価数Raが高くかつ色温度が5200k程度の照明を使った方が思い通りのメイクが確実にできる。よくある暖かみのある白熱灯タイプは本人が思う以上に化粧が濃くなる傾向があるね。

うちは、リビングルームには東芝 メロウZ PRIDE 色温度5200kの昼白色タイプ、ヨガと瞑想の部屋には落ち着いた色調の電灯色タイプを使っている。まちがっても色温度7200kの昼光色タイプはどの部屋でも使わない。発色が青いから気持ちもブルーになる。

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