13日の金曜日は縁起のいい日

スペイン

今日は13日の金曜日。スペインでは縁起のいいとされている日だ。

あれ、縁起が悪い日なんじゃないの?

とスペイン人に聞いたら「それは13日の火曜日だよ」と教えてくれた。どうして火曜日だと縁起が悪いのかというと古くからの言い伝えでそうなっているとのこと。

諺に『13日の火曜日には結婚式をあげるな、船出をするな、家から出るな』‘En martes 13, ni te cases, ni te embarques, ni de tu casa te apartes’ というのだそうだ。

なんでも、スペイン人にとって13という数字には重きをおかれておらず、曜日との組み合わせで縁起のよい数字にも悪い数字にもなり得るのだそうだ。

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アメリカの恐怖映画の見過ぎ

よく「キリスト教では13は縁起の悪い数字」といわれるが、カトリック大国スペインではぜんぜんそんなことがない。

それどころか他のヨーロッパの国では13日の金曜日は「普通の日だよ。特別なことは何もないよ」という国が多い。13日の金曜日が縁起が悪いとするのは英語圏を中心としたいくつかの国に限られるのだそうだ。

それなのに日本で「13日の金曜日は縁起が悪い」と考える人がいる。英米の恐怖映画や小説を観たり読んだりする人が多いからだろう。

むしろスペイン人よりも日本人の方が英米文化の影響を受けている。本来、日本人にとって13日の金曜日は、12日の木曜日や、11日の水曜日と同じく、普通の日でしかない筈なのにね。

イスラム諸国では金曜日は礼拝日

エジプトやイランなど、イスラム教の国では金曜日が休日。13日の金曜日であっても特別なことはなにもない。いつもと同じ、会社や学校が休みで礼拝の日だ。

縁起がいいから一杯ひっかける

と言うわけで、スペインにいる日本人のぼくには、今日は縁起のいい金曜日。せっかくなんでバルセロナ旧市街の名物バル、エル・シャンパニエットへ行って、店名にもなっているシャンパニエット(白ワインと炭酸水を混ぜたオリジナルワイン)を一杯やってきた。近隣都市のジローナでつくっている自家製発泡ワインはおいしい。

13日の金曜日は一杯ひっかけるのによい口実だ。

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ここの名物おじさん。70歳くらいになるお父さんも隣で働いている。さすが親子でよく似ている。この店はいつも混雑していて、立錐の余地もない。

映画『13日の金曜日』のスペイン語のタイトルは?

では、縁起が悪いのは13日の火曜日だというなら、あのホラー映画『13日の金曜日』はスペインではどんなタイトルで公開されたのだろうか? 「縁起のいい日」では怖くないどころか笑える映画になってしまいかねない。

スペイン本国ではオリジナルタイトルを尊重して"Viernes 13″(13日の金曜日)のまま公開されたが、南米スペイン語圏のいくつかの国では“Martes 13″(13日の火曜日) というタイトルで公開された。下がそのときのポスター。

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「13日の火曜日」はなんか締まらないね(笑)。でもスペイン語ネイティブにはこっちのほうがしっくりくるのだろうねえ。

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