リモワのスーツケース – 4

旅行用品

スーツケースの取っ手が壊れたままスペインを旅してから、ようやく帰国した。

さっそく前回と同じ、広島の第一ボデーさんに修理に出すことにして、メールで見積もりを依頼すると、取っ手の交換に9500円、往復送料に2800円、合計12300円とのことだった。
しかし、取っ手一個の交換に9500円とは、ずいぶん値段が張るなあ。前に使っていたサルサの取っ手が壊れた時の修理費用はもっと安かった気がする。

そこで電話で問い合わせたら、リモワ輸入代理店の林五の方針で、並行輸入品の修理料金は割高に設定してあるんだそうだ。それより、ここ2〜3年は、林五からの修理用部品の供給が制限されて、平行品の修理を断っていたそうだ。2011年秋になってようやく並行品の修理受付を再開できるようになったとか。

すると、ある意味ではよいタイミングで壊れたと言うことができるだろうか。多少値段が高くても、修理できないよりはできたほうがよい。

しかしながら、林五によるあからさまな並行品対策(いやがらせ)なのではないかと思いながらググってみたところ、公正取引委員会のウェブサイトに[並行輸入品の修理受託の拒否]としてこれに似た例が詳しく説明されていた。これのA社を林五、B社をリモワとして読めば、ぴったりだ。

つまり「林五が輸入販売したものではないことのみを理由として修理等を拒否すること、及び代理店の立場を利用して各修理会社に拒否するよう求めることは、独占禁止法上問題となる」という公正取引委員会の見解を受けて並行品も修理できる体制になったようだ。ただし割高で。

というわけで、並行品で安く買った分、修理代が高いから、何回も修理したらトータルすると出費額はそう変わらないかも、ということになる。なんだか釈然としないな。

もともとリモワには世界共通5年保証がついているのに、日本では林五が設定する保証しかつけられていない。以前は購入後1年間のみの短期保証しかついていなかったが、現在は5年間の保証にはなっている。しかし保証内容をよく読めば、リモワ本社が設定している保証ではなく、林五が設定した限られた範囲での保証であることがわかる。

本来リモワは、世界中どこで買っても世界中で5年保証だ。たとえば、ヨーロッパで買ったリモワは中国で無料修理してもらえる。しかし、日本だけはその「世界共通」に入らない。それは林五の方針によるものだろう。ヨーロッパで買ったリモワは日本では保障されないのだ。

にもかかわらず日本で売っているリモワも「5年保証」を謳っているから、一見すると世界共通保証を採用したのかと誤解してしまう。そんな林五のやり方を見ると、この会社を通した製品を買うことに何の意味も感じない。やっぱりぼくは今後も、並行品を買うことにする。

とりあえず、修理に出すためにネームタグを外した。
この、オレンジ色の革製のネームタグはとても気に入っている。最近はリモワを持つ人が多くて、空港のターンテーブルでも同じスーツケースをよく見かけるが、オレンジ色のネームタグは目立つから一目で自分のだと分かる。

> その一年後 通算800日使ったリモワのサルサが寿命間近。そろそろ新品の購入時か

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