スペイン人が天皇に即位? ラテンなコメディ映画 Los Japón ロス ハポン

スペイン

面白そうなコメディ映画がクランクインした。

タイトルはLos Japón ロスハポン。

まだ予告編も公開されていないが、ロス ハポンの想像を絶する粗筋はこんな感じ。

日本の天皇が世継ぎを残さずに病で世を去った。皇位継承者を探し出さなければならない。皇室の系図一覧をたどると、天皇の子孫にして慶長遣欧使節団の団長だった武士、支倉常長が17世紀のスペイン・セビーリャに滞在しており、支倉の子孫が今もセビーリャ郊外の町コリア デル リオに住んでいることが判明した。彼の名はパコ ハポン。
ある日突然、日本の皇位継承者に指名されたスペイン人、パコ ハポンとその家族の物語を描くコメディ映画。

なのだそうだ。

支倉常長と遣欧使節団についてはご存知の方も多いだろう。

日本初のヨーロッパへの正式外交団として、伊達政宗が慶長18年(1613年)に派遣した遣欧使節団約30名は、スペインとイタリアに3年間滞在し、各地で大歓迎を受けた。しかし団員は全員が帰国したのではなく、数名がスペインに残った。

現在のコリア デル リオには彼らの子孫とされる人たちがいて、姓は祖先の地からとってJapón ハポンを名乗り、日本の武士の子孫であることを誇りにしているそうだ。

Coria del Río 102支倉一行が滞在したコリアデルリオの町並み。支倉は左の教会に宿泊した

遠藤周作の「侍」も遣欧使節団がテーマ

日本人の苗字もそうだが、スペイン人の名字は祖先の出身地を表していることが多い。名字が「ハポン」なら当然その祖先は日本から来たと認識される。

江戸時代初期にスペインに渡った遣欧使節団の話は、以前からよくテレビ番組や小説の題材として取りあげられている。スペインでも「侍の子孫がスペインにいる」という話はよく知られていて、サムライもニンジャも人気が高い。

その史実を題材にして、コメディ映画ロス ハポンの制作が始められた。物語は現代の話だし、あらすじからしてハチャメチャな感じで、楽しみにしていていいものか見当もつかない。主演女優のマリア レオンのインスタグラムに東京での撮影の様子がアップされているのでシェアしてみる。

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楽しそうだね。

主演男優のダニ ロビラはマラガ出身のコメディアン。

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日本人の感覚では、外国人が天皇に即位するというのは奇妙なことに感じられるが、ヨーロッパでは、王位継承者を探したら血縁の外国の王族であったことは珍しくない。現在のスペイン王家はブルボン王朝(フランス王家)だし、英国のエリザベス女王はハノーヴァー朝というくらいだから先祖はドイツから来ている。

歴史上にはスペイン語を解さないスペイン王や、英語を解さないイングランド王がいたこともあるので、スペイン語しか話さない天皇陛下がいても、ヨーロッパ人の感覚では不思議はないのだろう。とはいえコメディ俳優によるコメディ映画なので、本当にこんなことが有りえるのか?などとヤボなツッコミは無しで。

ロスハポンのスペインでの公開は2019年3月19日。
配給はワーナーブラザーズ。

以上、『スペイン人が天皇に即位? ラテンなコメディ映画 Los Japón ロス ハポン』でした。いったいどんな映画になるやら。

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