s5proが好き……

撮影機材

話題のNikon Dfを見てきた。
ネット上では、Dfに対して、いろんな声が渦巻いている。
みんな、熱い思いがあるんだろうね。

ぼくは、実物をパッと見て、好感を持った。
まず、ペンタ部正面のロゴが、やや角張った字体が採用されている。F3やFE2など1980年代の一眼レフと同じで、無駄のない、研ぎ澄まされたNikonの文字は、どんな過酷な環境へも持って行ける精密機器であることを表しているように感じられて、ぼくは大好き。

その後、F4から(正確には1987年発売のF401から)、ペンタ部のロゴは斜体のNikonに変更された。ぼくはこの、従来よりスマートに感じられるロゴを見て、内心ひどくガッカリしたものだ。

現在の会社のロゴでもある斜体のNikonは、1957年9月に発売されたレンジファインダーカメラNikon SPの告知ポスターのために亀倉勇作がデザインしたもの。
予想外に好評を博したことから徐々に使用範囲が広がり、のちに会社の正式ロゴに採用された。

だから斜体のNikonは、F3時代のNikonのロゴよりも、実は歴史が古いのだ。
でもぼくは好きじゃないな。なんか軽く感じる。

そんなぼくの気持ちに答えてくれた(ワケではないだろうが、同じように感じていた人が内部にもいたのだろう)、DfのNikonのロゴを見て、嬉しかったな。
レンズを着けるなら、絞りリングがあるものがいい。

右手でシャッターダイヤル、左手で絞りリングを、同時に動かせるから便利だ。
フィルムカメラを使っていた頃の感覚で使えるカメラだね。一枚一枚を、大切に撮影する気持ち。それは、デジタル時代の今では忘れてしまった気持ちかもしれない。
アナログ時代の操作性と、最新のデジタルデバイスを、高いレベルで融合させたDfは、趣味のカメラとしては最高のカメラだと思う。すごくほしいなーと思いながらも、買わないでいられるのは、ぼくには趣味の一眼レフカメラがすでにあるから。

それはFujifilm S5pro

S5proは、2007年1月31日に発売されたカメラ。
Nikon D200をベースに、撮像素子をフジのハニカム式CCDに換装したS5proは、理想のボディと最高の画像エンジンを搭載した夢のカメラの到来と、高く期待されたものだった。だからニコンFマウントだよ。

ぼくは、S5proを発売翌日の2月1日に手に入れた。

発売されて数ヶ月の間は「高感度に強く、美しく写るカメラ」と各方面から絶賛されていた。しかし不運だったのは、遙かに高感度性能が優れて連写もきくNikon D3とD300が、同年8月に発表されてしまったこと。S5proはあわれ「操作性が悪く、動作がのろいカメラ」と評価が一転し、ぜんぜん売れなくなってしまった。
でもS5proの画質の美しさは、今も変わらない。

なんてったってフジフィルムのカメラだから、画像エンジンは今も最高だ。
けれども操作性の方は最低(!)なので仕事には使えない。

だから散歩のお供に持っていく。フォクトレンダー28mm/F2.8を着けて、マニュアルフォーカスカメラとして使うS5proは、ぼくの"Df"だ。
うちの近所で歩きながら撮った写真を、縮小した写真。縮小以外何もしていません。

うーん、なんか立体感があるね。S5pro。
ベルビアモードで撮影しました。

S5proはペンタ部のFujifilmのロゴも、わりと好きかな。特に後処理をしなくても「きれいな人はよりきれいに、そうでない人もそれなりに」よく写ってくれるカメラだから、撮っていて安心感がある。よいカメラだ。

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