Capture One がマイクロ4/3の自動歪曲補正に対応

画像ソフトとMac

マイクロフォーサーズは歪曲収差をデジタル補正することを前提にしたフォーマットだ。難しいズームレンズの歪曲補正は、光学的な補正をしても陣笠収差が目立ってしまうから、初めからデジタルで補正してしまおう、というラディカルというか進歩的な発想をしている。

マイクロ4/3の特徴は、歪曲補正データがRAWファイルに内包されていること。

Lightroom や Silkypix などの現像ソフトはそれを読んでいるから完璧に歪曲が補正できる。まったくもって便利な仕組みである。
しかしながら、ぼくの愛用するCatpure one は、何故かマイクロ4/3の自動歪曲補正に対応していないとこれまで何度かレポートしたが、いよいよ最新版の7.2.1から対応するようになったようだ。

Panasonic GX7 + 14-45mm/3.5-5.6で撮影した写真を載せる。

Capture One Pro 7.2.0 まで

Capture One Pro 7.2.1

同じRAWファイルから同じソフトで現像したと思えないほど仕上がりに差がある。
違いはバージョンが0.0.1上がっただけ。

ただし、現状では自動歪曲補正をするにはちょっとした手作業が必要になる。

レンズ補正パネルのプルダウンメニューに「From file」と表示されている。
これを一度「Generic」に変更し、それから再度「From file」に変更するときちんと歪曲補正がされる。

ぼくがG6とGX7(そしていつの間にか5本に増えたレンズ)で撮影した写真は、この作業で補正される。オリンパスのカメラは持っていないから分からないが、たぶん大丈夫なのではないだろうか。もっともこれでは “自動" 歪曲補正とはいえない。

どうやらプロファイル「From file」が正しく当たっていないみたい。これについてはCapture One側が現在調査中で、たぶん次の7.2.2から正しく補正されると思う。

これでマイクロフォーサーズを本格的に使えるようになった。

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