外国人にフリーカメラマンといっても通じない。英語にはカメラマンという単語がないから

日本では、カメラマンのことを写真家と呼んだり、フォトグラファーと呼んだりします。というのは、それぞれ仕事の内容が微妙に異なるし社会的ステイタスも違うからです。それから税金面でもカメラマンと写真家では違いがあります。写真家のほうが税務署に経費を多く認めてもらえます。

一般の人にはどうでもいいことでしょうが、カメラマン・写真家・フォトグラファーはそれぞれ違う職業なのです。

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では英語ではこれらの職業をなんと呼ぶのでしょうか。

英語ではPhotographerと呼ぶ

英語にはカメラマン・写真家・フォトグラファーの区別はありません。写真を撮影する職業はPhotographerといいます。

Cameramanとはいいません。

状況によってフォトグラファーのことをアーティストと呼ぶこともあります。日本でも写真家を作家と呼ぶことがあるのと同じでしょうね。

カメラマンという職業は別にある

でもcameramanという職業が存在しないわけではありません。

英語でカメラマンとは、映画やテレビを撮影するスタッフのことを指します。映画の最後にえんえんと流れるエンドロールをみていると撮影スタッフがcameramanとクレジットされているのが分かります。

ただしcameramanは業界用語です。ライターやミュージシャンのように誰でも知っている職業ではありません。一般の外国人に「カメラマン」といっても何をする人なのか分からなくてポカンとされることがあります。

海外にいるとき、日本人がぼくを現地の人に ” He is a cameraman ” と紹介することがよくあるんですが、紹介された人はたいがい ” What’s that ? ” みたいな顔をします。

そこでぼくが ” I’m a photographer ” と自己紹介すると分かっていただけます。

フリーカメラマンと自己紹介するのはやめましょう

日本のカメラマンが、自分のことをフリーカメラマンと名のることがあります。名刺にそう書いてあったり、ブログに書いてあることも。

ですが、ですがね、カメラマンさん。

日本人を相手にフリーカメラマンと名のるのは、まあよしとしましょう。しかし外国人にそう自己紹介するのはやめましょう。 Free は英語で「無料」という意味です。例えば「フリーペーパー」といえば無料配布誌ということはみんな知ってますよね?  「フリーチケット」なら無料券ですよね?

挨拶に「こんにちは。ぼくは無料のカメラマンです」と自己紹介するのはかなり格好悪いです。「何をしているのかわからない無料の人」と認識され、軽く見られることは間違いありません。

「日本フリーカメラマン協会」という協会があるそうですがかなりマズイです。

というわけで、外国人に英語で自己紹介をするときはフリーランス フォトグラファー freelance photographer といいましょう。というか単にフォトグラファーでOKです。話の流れであえてフリーランスを強調したいときにフリーランス フォトグラファーといえばいいですね。

名刺にわざわざ英文字でfree cameramanと載せている人は、外国人に見られないうちにfreelance photographerに書き換えてください。

ライターやイラストレーターの方へFree Writer や Free Illustrator と書くのも、同じ理由で締まらないからやめましょう。