電柱の写真を撮れば一眼レフがもらえるぞ。さっそくカメラを持って撮影にGo!

日本の町並みがきたならしく見える原因はふたつある。

ひとつは、統一感のない雑多な建物がバラバラな方向を向いて並んでいること。都市計画もなしに(ぜんぜんないわけではないだろうが計画性が感じられない)住宅地が広がっていった結果、いまあるような無秩序な街並みができあがってしまった。

もうひとつの原因は、空を覆うクモの巣のような電線だ。住宅やビルの密集地にいて空をみあげるとスラム街にいるかのような印象につつまれる。それこそなんの計画性もなく引き出された電線。これがなくなったらどんなにスッキリするだろう。

そう思って、手近にあるスナップ写真の電線をPhotoshopで消してみた。

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Den 1

ブログ用にチャチャッと電線を消しただけの簡単な修正だけれど、空が大きく 広がっているのがよく分かると思う。ああ、都会でもこんなに空が広いといいなあ。

ヨーロッパの町は電柱がほとんどないから住宅街でもこんなふうにスッキリしている….。ロンドン、パリ、ベルリンなどヨーロッパの首都はいずれも無電柱化100%を達成しているし、アジアでも香港が100%、台北が95%を達成しているのに対して、東京の無電柱化率はたったの約7%しかない。

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出典:国土交通省「わが国の現状」

なんとジャカルタよりも遙かに劣るのだ。この後進性はどうしたことだろうか。皇居周辺や銀座には電柱がないから、あれがみっともないことは行政も分かってはいるようだけれど、利権や天下りの既得権益がからんでいるからやめられないのだろう。

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電柱は災害に弱い

「電線は大地震がおきても施設がダメージを受けにくく、修理も早い」という電柱に肯定的な意見をきくがそれは事実ではない。阪神大震災のとき、神戸の電話回線の被災率は、架空線が2.4%だったのに対して地中線はわずか0.03%だった。地中線の被害は架空線の80分の1しかなかった。しかも電柱は倒れて道路をふさいだり、感電したりと被害を膨らませた。電線が災害に強いというのは利権を持つ人たちが言ってるでたらめだ。

9月1日、東京都無電柱化推進条例が施行

しかし東京はオリンピックを控えて電線の地中化に積極的に取り組みはじめた。きたる9月1日に、東京都無電柱化推進条例が施行される。やってくれるぜTokyo。

東京都知事の小池百合子は「無電柱革命」という共著を出版しているくらいのアンチ電柱主義者。たいへん頼もしい都知事のおかげで東京都の電線地中化は一気に進む…というほど簡単にはいかないだろうけれど、ちょっとは進みそうだ。

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小池 百合子 松原 隆一郎

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それにしても電線が多い町だよなー。この国は。

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電柱採集フォトコンテストはじまる! 賞品は一眼レフカメラ

さて、国土交通省の後援で、無電柱化民間プロジェクトというところが電線・電柱の写真コンテストをしている。テーマは「通行をじゃましている電柱」「風景をじゃましている電柱・電線」。賞品はデジタル一眼レフカメラだよ。サイトを見てもメーカーは今のところ不明。たぶんNikon D850ということはないだろうね。

無電柱化民間プロジェクトによる「探して撮ろう。あんな電柱・こんな電線電柱採集フォトコンテスト」

スマホで撮って Twitter か Instagram で気軽に応募できる。締切は9月29日。

ぼくも応募しようかな〜