大型台風接近の東京へ、長い帰還の道のりもようやく終わる【その3】

その他

モスクワも雨が降っていた。シェレメチェボ2空港を定刻より30分前に成田に向けて出発するアエロフロートSU262便。この便はロンドンから直行で飛ぶから、お客は日本人だけでなく英国人がわりと多い。機内の雰囲気がさっきまでの中国国際航空もどきとまったく変わってジェントルでいい感じ。

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しかしこの機体は電気系統に難があるのか、座席の照明が横一列ぜんぶ点灯しないありさまで読書もパソコン作業もできず、機内では映画を観て過ごしていた。

ハリウッド版のゴジラも見たかったので、ちょうどよかった。

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両翼を広げて雷鳴を轟かすキングギドラが格好いいなあ。さすがハリウッド製らしく息をもつかせぬシーンの連続。庵野秀明のシンゴジラもこれくらいスピード感があれば外国でもヒットしたのではないか。あれは国内では好評だったけど海外での興業は惨敗した。セリフが多すぎてやや冗長だったと思う。

ハリウッド版ゴジラはアクション映画ではあるけれど、過激な環境保護団体が、地球の自然を守るために眠れる怪獣を起こして都市を壊滅させる設定は、エスプリが効いている。平和思想を説きながら暴力をふるう自己矛盾した団体が、現実の世界によくいるから。

スムーズなランディング

モスクワを発って7時間半後にSU262便は日本海に到達した。すでに台風19号は本州に到達していた。

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しかしSU262便の予定航路はいつもと同じ猪苗代湖の南側上空を通過するコース。成田まで残り1時間と少々。ここでは台風の影響は感じられない。

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午前9時台の関東地方は風はまだ強くない。台風情報を知らなければ、ふつうの雨の日だと思う程度。大きく揺れることもなく、霞ヶ浦方向からゆるやかに高度を下げて成田空港に着陸した。タイヤが接地した瞬間に機内では拍手があったよ。やっぱりみんな心配だったのだね。

R0000276モスクワ空港と同じような雰囲気だった雨の成田空港

この日の成田空港は飛行機が少なく、いつもは機体が並ぶエプロンが閑散としていた。全日空は昨日のうちに東南アジアからの便をすべてキャンセルしたそうだ。

アエロフロートSU262便の前後はどの会社の便もほとんどすべてキャンセルされていた。SU262の後に着陸したのは、台湾の中華航空が3便、タイガーエアーが1便あるだけ。台湾は大型台風の通過点だから、日本人より台風に耐性があるのかな?

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それからロシア人のアエロフロート。さすが軍事大国、危機があっても任務を達成する能力を発揮してる。モスクワ空港を定刻より早く出発し、成田空港にも定刻より早く9時42分に到着した。そしてさっさと次の客の搭乗を済ませ、やはり定刻より早い11時27分にはモスクワに向かって飛び立っていった。

成田空港の発着リストをみると、ほかにタイ航空やマレーシア航空、それに我らがイベリア航空が午前11時台に出発していた。これらの客はラッキーだったね。それから羽田空港へ香港のキャセイパシフィックが午後1時過ぎに着陸してたり、頑張ってます。

空港からの足はあるのか?

帰国は果たせたが、成田空港から帰宅できるかは別の問題。8月の台風のときは、成田空港からの交通の便がなくて、せっかく帰国できたのに空港フロアで夜を越した人がかなり大勢いた。今日もそうならないとは限らない。

幸いなことに午前10時台では京成線が普通に走っていたから、窓口で4分後に出発予定のスカイライナーの切符を買った。ホームにいったら列車は少し遅れていたけど無事に発車。

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山手線も午前11時台は普通に運行していた。ホームはガラガラだけど。

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と言うわけで、少しばかり心配していたが実際にはなんの問題もなく帰宅できた。山手線も中央線も運休になったのは午後1時過ぎなので、時間的には余裕があったくらい。

こうして、足かけ2日の帰宅の旅が終わった。

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