インド洋のウェー島でイルカウォッチング。波に揺られて夜明けの撮影

東南アジア

今週は、インド洋のウェー島に来ている。

先週、ぼくは台風19号が関東を直撃する寸前にアエロフロート機で日本に戻った。そしてその翌々日、台風一過の羽田からガルーダ機に乗って、スマトラのアチェへ飛んできた。

ウェー島から見た夕焼け

ホテルにチェックインするとき、ちょうど日没の時刻だった。いまの季節は雲が多く、水平線に沈む夕陽は見えなかったが、赤く染まる空と、その色を反射する海をみて、受付から飛び出してパチリ。

赤道に近いウェー島へ

翌朝、ダイビングスポットとして西洋人ツーリストに人気を集めるイボー海岸にやってきた。緑色の海と、緑色の森林にコテージが点在する、南の島の楽園だ。

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ウェー島がどこにあるかというと、ここにある。日本では無名に近い島なので、ちょっと分かりにくいかもね。インドネシアのほぼ西端だ。

スクショ

日本では知られていないウェー島も、海外ではやや知名度がある。まず、この島はかつてアラビアとの航路が結ばれていて、メッカに巡礼に向かうインドネシア人イスラム教徒は必ずウェー島に立ち寄った。いわば交通の要衝だ。

そして、ダイビングスポットやビーチに恵まれていて、西洋人ツーリストがバカンスを過ごす島でもある。物価が安いこともあって長期滞在する人が多い。といってもいまだ静かな環境は保たれている、知る人ぞ知る島。

今回は、ダイビングスポットのひとつ、イボー海岸へやってきた。場所はここ。

実は、この島は「インドネシア最北端」で、最西端ではないのだが、ざっと地図を見ると西の端に位置しているため便宜上インドネシア最西端とも呼ばれている。日本最北端は弁天島なんだけど無人島で行けないから宗谷岬が最北端になっているようなものか。

最北端だけあってマレーシアのクアラルンプールよりも北に位置するけど、赤道に近いから暑い。

インド洋でイルカウォッチング

さあ、朝日を浴びて出発だ。

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船が沖へ出ると、早速イルカが姿を現した。

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イルカは人なつっこい生き物で、船の周りを泳いでくれる。前方や、後方、思いも寄らない方向から突然姿を見せてくれる。

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だんだん日も高くなってきた。イルカがぜんぶで何頭いるのかわからないが、船の周囲に少なくとも十頭以上は泳いでいる。船が進む方向と速度にあわせて彼らも泳ぎ、かと思うとしばらく姿を消して気を揉ませてくれたり。

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尖ったヒレが、波間に消えていった。

船べりに立って、周囲を見渡しながら、どこにもいないなあ、と思って目を下に向けると、そこにボートと一緒に泳ぐイルカの白い姿が何頭もあったときは、感激した。

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イルカはいつも船の近くにいたのだ。人間は、遠くを探してそれに気がつかない。高等生物であるイルカは、こうすることで何かのメッセージを人間に伝えているという説があるが、もしかしたらそうなのかもしれない。自然界は優しい。

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約1時間、イルカはぼくの乗ったボートの周囲を泳いでくれた。こんなに歓迎してくれるなんてありがたいことだ。こちらはイルカ ウォッチングしているつもりだが、イルカもこちらをウォッチングしているのかも。

というわけで、そろそろイボー海岸に戻ることにする。

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大津波もあったアチェ

コテージやゲストハウスが並ぶイボー海岸のメインストリート。マリンアクティビティを楽しむ西洋人ツーリストがたくさんいる。レンタバイクに乗って島巡りにいく西洋人たち。旅は、あんな風に自由気ままに、フットワークよくするのが楽しい。

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イボー海岸は、現地のアチェ人はイボイ海岸と呼んでいる。インドネシア語ではパンタイ イボー。 

アチェといえば、2004年のスマトラ沖地震で高さ30mを超える大津波がおきて、甚大な被害があったことは日本でも報道された。しかしウェー島では津波は小さく、イボー海岸で数人が波にさらわれる程度だったという。その人達はマリンアクティビティで遊んでいて流されたのだろうか。自然界は優しくもあり、怖ろしくもある。

続く

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