浙江省は緑が豊かで、日本にいるみたいな景色だ と明治の書道家は語った

中国

杭州は緑が豊かで美しい町だ。 浙江省の山並みはこんもりとした起伏が多く、日本の景色とよく似ている。

気候も同じ温帯だし、杭州の郊外にいるとまるで静岡県にでもいるかのような爽やかな気持ちになる(PM2.5のことは気にしても仕方がないので横に置いておくことにする)。

走っている車は日本車が多い。 2013年の中国における自動車販売のシェアは1位中国車40.3%、2位ドイツ車18.8%、3位日本車16.4%の順だが、感覚的には走っている車の3割くらいは日本車に見える。杭州は日本車の売れ行きがよい都市なのかもしれない。

町を歩いていて、ぼくらが日本人だとわかると、急に満面の笑顔になる人がいる。日本人だというだけで喜んでもらえるのだから有難いものだ。日本の報道だけをみていると中国人はみな嫌日派なのかと錯覚しがちだが、実際の中国人はそんなことはない。人によるが、いたってフレンドリーだ。

中国共産党は信用ならないが日本のマスコミも信用できない。どちらも嘘が多い。

岩場に刻まれる日本の俳句

杭州郊外の古刹、霊陰寺の岩場に、俳句が彫ってある。

来て見れば故郷の秋や飛来峰

明治時代の書道家 、日下部鳴鶴(くさかべめいかく)が杭州を訪れてみたら故郷の景色とそっくりだったという感動を詠んだ句。夏は緑豊かな杭州が、秋になったらどんな顔を見せてくれるのだろう。

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Posted by ariga masahiro