経費1000円で売上250万円! NAVERまとめのボロ儲けビジネス

NAVERまとめ対策,著作権侵害対策

NAVERまとめを運営するLINE株式会社は、まとめ記事作成者をこき使っていったいどのくらいボロもうけをしているのだろうか。

NAVERのタイアップ広告料はいくら

LINE株式会社が発行する「NAVERまとめ 2016年4-6月媒体資料」をみてみよう。広告料をいくらに設定しているのだろうか。(クリックして拡大)

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(NAVERまとめ 2016年4-6月媒体資料 P9)

ええ? 1本250万円ですか!

そうか….. そして記事はクラウドワークスで集めた即席ライターに2000字で1000円で発注しているのか…..。なんてすごいビジネスモデルだろう。LINE株式会社はぼろ儲けだな。

クラウドークスでNAVERのライターを募集しているページはこちら。あ、ここは1記事500円だね。最安値更新か。

媒体資料で気になるのは「15万view保証」の白抜き文字。どうやってこんなに多くのページビューを保証できるのだろうか。

記事広告を見てみると

ここで、NAVERまとめに広告を直接発注している伊藤忠商事のケースをみてみよう(どこで発注を知ったかというとかというとここさ。出色のまとめ記事だよ)

上記のまとめ記事によると伊藤忠商事は「はこBOON」の記事広告を発注しているらしい。そこでNAVERのサイト内検索で「はこBOON」を入れると8つの記事がヒットした。そのなかで「宅配便「はこBOON」の料金の秘密と、利用するメリットとデメリットは?」というタイトルの記事が今日までに54万6720viewを集めてなんなく15万viewをクリアしている。

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しかし、2番目にPVが多い記事は5万6295viewにすぎない。実にトップの1/10しかない。なぜこれほどの差があるのだろうか? トップの記事は広告の表示がなく、投稿形式をとっているが本当にそうなのだろうか。「naverまとめ代行」でググると答えが半分みえてくるかも。

それから、少し不思議なのは、この記事は膨大なPVがありながらもFacebookやはてブのカウントが0なこと。この点はどうなっているのだろうか。サイトがSSL化(https化)したことでカウントがリセットされたということも考えられるが、しかしリセット前後のカウントを合算させるコードを挿入することは個人運営のブログでも普通にしていることだから、LINE社にそれができないとは考えにくい。

不自然な被リンク

カウントが少ないことはリセットすることもあるから理解できなくもないが、それとは次元の違う不自然さは残る。

NAVERまとめに、はてなブックマークからの被リンクが不自然に多いと報告されている。はてなのドメインパワーが強く被リンクの評価が高いことはよく知られており、LINE社はNAVERの評価を高めるためにはてなで何らかをしているのではないか、という疑惑をもつ人は少なくない。

NAVERまとめは、はてなのブックマークが非常に多いわりには、購読者数が大変少ない。このアンバランスさはすっきりしない。

大前研一先生は涙目か?

大前研一先生のオンラインキャンパス「BBT大学」をNAVERでサイト内検索すると4つの記事がヒットした。

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いちばんPVが多いのは『意識高ぇ。。学生のやる気ハンパない「BBT大学」』という記事。作者は「まとめ編集部」だから誰の目にもわかるタイアップ記事だ。

驚くのはなんと714万viewという桁違いのPV。BBT大学とはそんなに注目を集めているのか。さすが編集部みずからの執筆だけあってすごいPVだ。

もっと驚くのは2番目にPVが多い記事『BBT大学ってどんな大学!?』は、たったの3740viewなこと。なんでこんなに差があるのだろう? いくらなんでも差が大きすぎない??

これらの不自然な事象から、もしかしてタイアップ記事はPVが何らかの操作がされているのではないかという疑念を感じる。まとめ記事内に計測タグの埋め込みを禁止しているのは水増しがバレるからではないだろうか。

LINE株式会社は、なぜタイアップ記事とそれ以外にこれほどPVの差があるのかを大前研一先生はじめクライアントの方々にきちんとご説明申し上げるべきだろう。

広告主はNAVERから広告を取りさげて下さい

NAVERまとめの広告主の方々へ

NAVERまとめがネットから無断転載した記事や写真でなりたつサイトであることは周知のことです。検索大手のグーグルは著作権侵害の疑いが濃厚なことから2011年にはNAVEまとめへの広告出稿を停止しています。

この状況下でなおもNAVEまとめへの広告出稿を続けるということは、著作権侵害という犯罪に手を貸しているのと同じことです。広告主の方々がLINE株式会社に出稿を停止すれば、この問題サイトは閉鎖されるのです。

もはやLINE株式会社にモラルを期待しても無駄なことはよくわかっています。しかしながら、広告主の方々にはモラルがある筈です。仕事納めの日にLINE株式会社に出稿停止を伝えて清々しい新年をむかえましょう。

LINEの媒体資料のダウンロード

LINE株式会社が発行する媒体資料はこちらからダウンロードできます。
NAVERまとめ 2016年4-6月媒体資料
NAVERまとめ 2016年7-9月媒体資料
2017年の資料がどんな内容になるかとても楽しみですね。

LINE株式会社の媒体資料とiemoの媒体資料が謎のシンクロをしている報告も読んでみましょう。LINEの闇は深そうです。

ネット広告の不正が新聞でも取りあげられる

ネット界ではPVが水増しされ広告料金をだましとる会社があることが、2017年2月18日付け読売新聞に取りあげられている。

Omae

残念ながら記事には具体的な企業名はあげられていない。ネット界の闇に光をあてるべく、さらに踏み込んで書いてほしいものだね。

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